2011-01-01から1年間の記事一覧
今年ももう終わりだとか。 一年が終わるという感覚がひどく希薄に感じられる。 ここ最近、年という区切りがあまり重要に感じられていないからそうなのだと思うが、とはいえ積み重ねてきた年齢がすこしずつ重くのしかかり始めている。 塵も積れば山になるなど…
ブログのパスワードを忘れてしまって、ログインするのが大変だった。そんな休日の昼過ぎ。ブログを書いていないこのひと月近く、さらに言うなら8月の半ばあたりからやけに時間の流れをゆっくりと感じるようになっていた。 意に反して周りの流れは速く進み、…
この季節、夜を歩くのが好きなのはいわゆる中二病うんたらというよりも恐らくその匂いによるもので、金木犀の香る真夜中の風景は僕の原風景に近い。 幼少期の頃はひどく体が弱かったのだけれど、よく咳がひどくなると母親に連れられて涼しい秋の夜を散歩した…
「夏休みはやっぱり短い」なんていう一昔前の曲を耳にして始まった8月は怠惰に優雅に過ごされる。優雅に生きることが最良の復讐とは言うが、果たしてこの生活が何に対しての復讐なのかはまったくもって知らない。夏の暑さに対する復讐なのだとしたら完全な…
うなぎ食べたい。丑の日だしねえ。そんな会話をしながら始まった夏休み。少しだけ訪れた避暑地まがいの気候はどこへやら、すぐさまカンカン照りの太陽が不条理なまでに街を照らし上げる。セミの鳴き声もしないこの奇妙な夏は節電という名目で冷房の少ない東…
夏休みが来るというのに最近の空気は完全に秋のそれで、半袖ではとてもじゃないけれど外には出られないし、薄っぺらい毛布一枚では寒くて眠ることも出来ない。多分台風の影響ではあるのだろうけれど、それにしたって気温が変わりすぎていて、テレビじゃない…
七夕も終わり前期も終わりに近づいてきたこのごろであるが、学期末といえば恒例のテスト勉強なるものがある。高校時代なぞは全く持ってやらなかった記憶しかないのだけれど、大学となってはそうはいかない、というわけもなく、家に帰るとごろごろしていたり…
昨日はサラダ記念日と呼ばれていて、ある作家が一つの短歌の中で歌ったことに由来するという。世界的に有名な日でもなく、ただ「この味がいいね」と言っただけの日がこんな認知度になるなんて詠んだ本人すら想像していなかっただろう。25年近く前にブーム…
深夜というのは独特の空気があって、昼間とは全く異なる空間が構成されているかのように感じる。むかしから物語の中によく用いられるのはそのせいかもしれない。夜は視界の見通しが悪いので基本的には人間の脅威になりそうなものだけど、その分だけ想像力が…
自分の視界の外で物事が動き回っているのは当たり前の話で、そんなことに絶望してしまうのはそれこそ中学生やそこらの自分の周りが全てだと思っている幼稚な思考に過ぎなくて、よく「神の見えざる手」だの「レッセ・フェール」だという言葉が用いられるよう…
先週は五回更新していたので、じゃあ週五回更新にしようと思っていたらあっさり崩れてしまった。週休二日とかちょうどいいやと思っていたのに。このようにスケジュール管理というのが極度に苦手な人間で全く持って困ったものだなあと思う。まあブログを書く…
今日は学科内で新入生歓迎会があったのだけれど、そんなことはどうでもよくて、というかむしろいまさらやるのかとか学科で新歓やるとかどうなの、とかいう疑問はあるけれど、そんなものはさておき、とりあえずそんなことがどうでもいいくらい困ったことがお…
いつも部屋に帰ると、息がふうっと抜けて何もする気が起きなくなる。ドアを通るときに魂か何かを抜かれてしまっているかもしれないと思うほどに。よく自分の部屋では仕事などできないという話は聞くけれど、僕に関してもそれは大いに当てはまる。むかしから…
昔から、二次創作と言うものに興味が持てなくて、周りがやれなのはだのやれハルヒだの騒いでいたときも二次創作を読もうと言う気にはならなかったし、文章を書き始めたときも二次創作をやろうという気は全く起きなかった。今考えてみると理由は簡単なもので…
夜に書いた文章というのはそれこそ夜中のラブレターのようなもので、後から読み返してみてうわあとなったりすることもあるというらしいが、聞くところによると物書きで商売している人というのは夜にする人が多いみたいで、夜中のラブレターもレトリックさえ…
一日というのは基本的に同じ要素で構成されていて、一日一日を区別する要素を見つけるのは難しい。去年の今日はたしか月曜日でひどく機嫌が悪くて、おととしの今日はたしか日曜日で酒を飲んでいたという記憶があるのは、今日という日付自体に特別な思い入れ…
至って普通の月曜日らしくない月曜日は、多くの人が呪詛を唱えているだろうというのが頭の中にちらつきながらも、何事も無かったかのように通り過ぎた。思い返してみると何が起こったかはっきりと思い出せなくて、むしろ存在していたのかと疑ってしまいたく…
人間というのは――この場合は僕に限るのかもしれないが――どんなに痛い目を見てもほとぼりが覚めるとすぐに忘れてしまうのだというのを最近つくづく感じる。飽きるとか忘れるという機能はある種の自己防衛本能とも言えるのかもしれないが、それにしたって結構…
一度書き始めた日記を書き直すという愚にもつかないようなことを繰り返してばかりいて、それが毎回内容が似ても似つかないものになったりするのを見るにつけ、『バタフライエフェクト』という訳ではないが、過去の記録を書き直す作業は過去自体を書き直して…
日記を書かなくなって久しい今日このごろ、一体どの程度のものが書けるのかという疑問に駆られてはいるものの、現在やる気というものが空気中の二酸化炭素濃度ほどしかないことを鑑みると、何か行動しようという意欲だけは尊重したく、このようなことをして…
今日で2月も終わりで、年が明けてからのこの2ヶ月間何をしていたのかと問われると、何もしていないということをしていたとしか答えるすべがなくて、なんともやるせないというか不甲斐ないというか、まあそんな有様である。長い休みというのは心が腐ると言う…
西の空に丸い月が沈む頃に文章を書きはじめるなんて正気の沙汰ではないなと思いながらもディスプレイに向かいキーボードをたたき始める。年が明けてしばらく経つけれど、生活リズムはどんどんと狂っていき、またやる気のなさにも拍車がかかっている。元来引…