2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

扉の向こうで石を積んでいる少年Aの手記

今日は学科内で新入生歓迎会があったのだけれど、そんなことはどうでもよくて、というかむしろいまさらやるのかとか学科で新歓やるとかどうなの、とかいう疑問はあるけれど、そんなものはさておき、とりあえずそんなことがどうでもいいくらい困ったことがお…

電波はいつ狂うの?

いつも部屋に帰ると、息がふうっと抜けて何もする気が起きなくなる。ドアを通るときに魂か何かを抜かれてしまっているかもしれないと思うほどに。よく自分の部屋では仕事などできないという話は聞くけれど、僕に関してもそれは大いに当てはまる。むかしから…

創作をすることに関するちょっとした思索

昔から、二次創作と言うものに興味が持てなくて、周りがやれなのはだのやれハルヒだの騒いでいたときも二次創作を読もうと言う気にはならなかったし、文章を書き始めたときも二次創作をやろうという気は全く起きなかった。今考えてみると理由は簡単なもので…

自閉的な雛鳥は地を翔る

夜に書いた文章というのはそれこそ夜中のラブレターのようなもので、後から読み返してみてうわあとなったりすることもあるというらしいが、聞くところによると物書きで商売している人というのは夜にする人が多いみたいで、夜中のラブレターもレトリックさえ…

箱舟と兎

一日というのは基本的に同じ要素で構成されていて、一日一日を区別する要素を見つけるのは難しい。去年の今日はたしか月曜日でひどく機嫌が悪くて、おととしの今日はたしか日曜日で酒を飲んでいたという記憶があるのは、今日という日付自体に特別な思い入れ…

秒針と交信する言語

至って普通の月曜日らしくない月曜日は、多くの人が呪詛を唱えているだろうというのが頭の中にちらつきながらも、何事も無かったかのように通り過ぎた。思い返してみると何が起こったかはっきりと思い出せなくて、むしろ存在していたのかと疑ってしまいたく…

ライター116

人間というのは――この場合は僕に限るのかもしれないが――どんなに痛い目を見てもほとぼりが覚めるとすぐに忘れてしまうのだというのを最近つくづく感じる。飽きるとか忘れるという機能はある種の自己防衛本能とも言えるのかもしれないが、それにしたって結構…

水素系制服少女

一度書き始めた日記を書き直すという愚にもつかないようなことを繰り返してばかりいて、それが毎回内容が似ても似つかないものになったりするのを見るにつけ、『バタフライエフェクト』という訳ではないが、過去の記録を書き直す作業は過去自体を書き直して…

私の彼女は素数です

日記を書かなくなって久しい今日このごろ、一体どの程度のものが書けるのかという疑問に駆られてはいるものの、現在やる気というものが空気中の二酸化炭素濃度ほどしかないことを鑑みると、何か行動しようという意欲だけは尊重したく、このようなことをして…