タバコはどこへ行った?

誕生日プレゼントに心優しい両親からタバコ1箱をもらいました。禁煙すると言うのは前々から伝えてあったのだけれど。おそらく、禁煙中で辛いであろう僕に向けての思いやりなのだと思われますが、個人的には嫌がらせに感じられて仕方ありません。嫌がらせといえば、僕も高校時代に禁欲をするとのたまう友人に性的な本を渡したような気がします。このあたり血は争えないなあと思わされます。ちなみにこの手法はかなり効果的な嫌がらせになることを伝えておきます。今度はタバコ嫌いの人にタバコでも上げてみようかな。

もらったタバコはひっそりとこっそりと減っていくことが予想されます。学校の友人に僕がタバコを吸っているところを見たら、殴るなり蹴るなりしてくれと言ってしまったのですが、僕は女性に詰られた挙句、暴力を振るわれて興奮するような性癖はないので、こっそりと上手くやってみようと思いますが、そのような性癖がある人は試してみるといいと思います。まあ身の安全は保障しませんけど。

というわけでなんか21歳になってしまいました。早いものですね。あとは人生下り坂のような気がします。どこで上り坂だったのか気になるところですが。
華やか過ぎてなじめないなと思っていた学校生活も周りがようやく落ち着き始めて、なんとか慣れてきました。美大という場所は思いのほかどろどろとした暗い情念が集まる場所で、ものをつくるというのはそういうことなのだなあと思わされます。まあ「堕落する準備はOK?」なんて言葉を思い出す程度に、この場所は「らくえん」です。要するにダメ人間ばっか。みんなで「働きたくねえ!」とか言って夜中に飲んで騒いでいます。よく考えてみたら僕の周りの人たちが駄目なのかもしれません。きっとまともな人もいますよ、たぶん。
まあのんびりとひっそりと暮らせたら理想だよねえとか思ってしまう程度には年を取りました。来年はどうなってるんだろうね。