カルシウム不足

梅雨入りしたというのに、晴れてばかりいますね。そういえば去年も梅雨がなかったような気がします。あの独特の雰囲気が好きな僕としては少しばかり悲しいです。

さて、何でこんな時間にくだらない文章をつらつらと綴っているのかというと、それにはまあ色々な理由があって、まず一つには家に帰ってきたのが遅いということであり、第二には寝ようと思ったら耳元で蚊がうるさくて全く眠れなかったということです。形にしてみればなんということもありません。物事というのは大抵そんなものです。実のところ、布団からしぶしぶ起き上がったときにはワールドカップのフランス対メキシコ戦を見ようと目論んでいたわけですが、なぜかこういうときに限って民放で放送していなくて、仕方なしに文章を書こうと思い立ったというのがことの真相ともいえます。まあどれも真実であり、どれも嘘のようなものです。なんでもこうやって煙に巻いて書けばいいと思っているあたり僕の人間性が垣間見えてしまいますね。そういえば蚊には約12箇所刺されていました。体中痒いし、耳元では羽音がうるさいし、とても寝られたものではありません。どうしてこんなに刺されたのかというと、網戸が全開になっていて虫の行き来が自由になっていたからです。それにしたって、こんなに噛まれなくてもいいのに。なんでも聞くところによると、蚊に刺されやすい人と刺されにくい人がいるそうです。血液の質の違いからなのでしょうか。どうせ好かれるのだったら、虫などではなくかわいらしい女の子に好かれたいと思うところではありますが、人生そうも上手くいきません。そしてまた別のところによると、虫がたかるのはくさいからなのだとか。そういえば、今日はひどく暑かったせいか、汗をひどくかいたのだけれど、疲れに負けてシャワーも浴びずにそのままベッドに横になっていたので、そのせいかもしれません。さっきシャワーを浴びたけれど、途端に蚊に刺されなくなったような気がします。僕の体はよっぽど汗臭かったのだなあ。こんな体で他人の家に上がりこんでごろごろとしていたのだから始末におえません。最近は将来の厚かましさに拍車がかかってきて、他人の家にずかずかと乗り込むことも増えてきました。ここ何週間かは週の半分しか家に帰らないのだとか。なんとも親不孝な人間です。まあ言い訳としては家が遠いのもあるんですけど、それでも同じような距離から毎日通っている人を見るにつけ、えらいなあと思うばかり。横浜やら千葉やらから毎日通っているらしいですよ。すごいですよね。頭が下がってしまいます。

まあそろそろくだらない雑談もほどほどにすることにして、近況報告でもしようかと思います。といっても書くことなどあまりありませんけど。

オープンキャンパスも終わり、六月もそろそろ後半へ。前期の授業も残すところあと三週間弱となりました。七月に入ると、レポートやら試験やらめんどくさいものがどばどばとやってくるというのを風の噂で聞きました。試験勉強というのは高校時代で終わりだと聞いていたのですが、実はそうでもないようです。もっとも高校時代だってまともに試験勉強をした覚えがありませんけれど。まあ学校というのは本来学ぶ場所であるのだから、当然と言えば当然といえ、やはり試験というのは心苦しいものです。本来、人間個人個人にはそれぞれ良いところがあってそんなもの比べようもないはずなのに、それをある一定の判断基準にあわせて、順序をつけていくというのはひどく悲しいことです。もっと生徒の個性を尊重してそれに沿った判断基準で成績を判断して欲しいものだなあと思います。まあ僕の成績が良くなりさえすればよいのですが。そんなことをいいつつも僕の成績が良くなるためにはどんな判断基準でも難しいところがあるんじゃないかなあ、とか考えてしまいます。だって遅刻が多いのだもの。一度培った悪しき習慣というのはなかなか直らないものでめっきり困ってしまいます。こんなことなら高校時代から真面目に学校に通っていればよかった。一応予備校時代はちゃんと通っていたのだけどなあ。まあ難しいものです。
今はアナログ写真の授業を受けています。遅刻忘れ物ドジヘマと幼少期から変わらぬ悪癖は相変わらずでそのたびに怒られています。実は怒られ方にも少しコツがあって、真面目に聞いているフリをしながら聞き流していると、精神的苦痛は顕著に削減されます。これは夫婦生活において、もっとも必要なスキルだというのをどこかで聞いたことがあります。個人的には全くその通りだと思いますが、まあこんなことをいっているからあいかわらずなのだよなあ、とか思ったり。ちなみに今日は怒られないように頑張るぞ。俺、今日怒られなかったら禁煙するんだ。
そうそう、禁煙で思い出したのですが、先日高校に行ってきました。こんな年にもなって高校に行くとかいい加減高校離れしろよ、とは個人的には思いますが、行くと先生方はそこはかとなく喜んだそぶりをしてくれるような気がするので気が向いたときにふらりと行ったりします。先日はお世話になっていた教師の方がご懐妊なさったというので、お祝いのために向かいました。手ぶらで行くのもアレだろうと思い、適当にその辺の店で買ったちいさな盆栽キットを持っていきました。今思うと手ぶらでよかったような気もします。その日は五限に授業があって、適当に話を切り上げて変えるつもりだったのですけれど、思いのほか話が盛り上がってしまい、気がついたときには授業が終わっている時間でした。毎回行くたび思うのですが、彼女は職員会議とか出なくて平気なんですかね。まあ話し込んでしまう僕が悪いのですけど。彼女はおなかも少し膨らんできているというのにジーンズをはいて大丈夫なのだろうかと思い、そのことを尋ねてみると、先生はおもむろに服を捲り上げました。うぶな僕はどぎまぎとしてしまってのだけれど、なんのことはなし、ただ単にそのジーンズのウエストの部分を見せてくれただけでした。そのジーンズは従来のものと違い、ウエストの部分がゴムになっていて、妊娠中でも穿けるようになっていました。それを見ながら、いやあ、科学の力ってすごいねえなどと二人で感心していました。なんだか宣伝みたいになっていますが、決してそんなことはありませんよ。個人的には妊娠中の人のためだけではなく、ウエストが太くて悩んでいる人のためにも作られているような気がしましたが、口には出しませんでした。これもさんざんデリカシーがないと周りに罵られ続けた結果です。どうも僕には昔からデリカシーというものが欠如しているようで、大学に入ってからというもの散々そのことで痛い目を見てきました。これも一種の男子校病というもののような気もしますが、世の中に何千何万という男子校出身者がいれど、デリカシーがないと言われるのはその何分の一の数であるので、将来の気質によるものなのかもしれません。皆さんも気をつけてください。口は災いの元です。まあ僕がいうのもアレな話ですが。
さて、そのジーンズの話で三時間近く話していたかというともちろんそんなわけもなく、大学の話や個人的な話などをしていました。というかジーンズの話で三時間近く話せる人がいたら見てみたいものです。まあジーンズマニアならその程度はなしたりものするのかもしれないのですけど。でも僕はあまり話したくないな。
うちは良くも悪くも進学校であるので、美術系の大学に行く人は少なく、先生にとっては色々新鮮なようでした。授業の形態であるとか、校風であるとか、ときたま愚痴を交えながら、偉そうに語っていました。まだ通い始めてたかだか2ヶ月弱だというのに。いつものようにまた「痩せたね」と言われました。会うたびに痩せていたら今頃40キロぐらいじゃないかというような気もしますが、そんなことはもちろん口に出しません。まあ確かに高校時代の写真と見比べると、極端に痩せているので、まあわけないといえばそうなのですが、実際的な体重はあまり変わっていません。とりあえず下心を交えつつ、「金がないので飯が食えない」というと、「じゃあタバコをやめよう」という話になりました。とんだやぶへびです。確かにタバコに金がかかっているのは事実ですが、このストレス社会を生き抜くために必要不可欠なものなのです、とか言ってみたものの何の効果もなし、「禁煙」と大きく書かれた紙を渡され、「とりあえず飯食え、ばかやろー」と言われました。まあ頑張ってはみますが、いつまでつづくことやら。つーか始まるのかさえ不安な次第です。
ああ、あとようやくバイトが決まりました。5月の半ばからずっと探していたのですけど、ことごとく落とされていて、もしかしたら僕には人間的欠陥があるのではないかと思い始めた矢先の出来事でした。噂によると厳しいみたいですが、時給はいいようなのでまあ頑張って独り暮らしの資金でもためようかなと思います。
まあこんな感じ。

なんかもう空は明るくて、そろそろ学校に行く仕度をなければならない時間ですね。うちの学校は1、2限が必修なのです。まったく厄介なものです。
体調管理に気をつけろといわれてすぐに徹夜です。まあ全く寝ないのもアレなので、電車の中でのんびり寝ようかな。