錯覚

今日は文化村の「だまし絵」展を見に行ってきた。お盆休みだけど土曜日だし、渋谷は相変わらず混んでいるのだろうなあと思っていたら、そんなに人は多くないような気がした。といっても渋谷にしてはというだけで、普通に人はたくさんいたのだけれど。肝心の展示はというと、それこそ人であふれかえっていて、入場するのに一時間近くかかった。まあ明日で終わりというのもあるのだろう。誰しも考えることは同じか。中も当然のように人が多くて、見るのはすごく疲れた。途中で頭が痛くなったのだけれど、それが人ごみのせいなのか絵のせいなのかはわからなかった、というぐらい人が多かった。きっと最終日目前で土日だったからだよね…。それにまあコミケに比べたらましか…。
周りの人の会話を盗み聞きするとどうもエッシャーが見たいという人が多かった。やっぱりだまし絵といえばエッシャーなのか。確かに僕もそれに近いものを想像していた節はある。なんにせよジャンルわけというのは難しいものだ。
「写真みたい」と言っていた人がいたけれど、今回のはそういう絵が多かった。板の木目とか棚の感じはすごくリアルで何度も見直してしまった。あれはすごい。そういう絵の外側を利用したメタ的なものも多くて、境界ということを意識していたのかなとは思う。そういう意味では日本の掛け軸にそういうのが多かった。
一番面白かったのは「small planet」。初見でミニチュアモデルにしか見えなかった。作品の意図も含めて面白いものだと思う。