現実への逃走

絵を描くことだけ、物を作ることだけに集中できる夢のような時間が終わり、現実へともどされる。この一週間自分の絵の下手さやものの作れなさに絶望したり、萎えたりしていた。でもきっとそれは素敵なことなのだろうと思う。きっと現実に帰ることは悪いことではなくて、夢と現実は表裏一体なものなのだ。それはきっと希望と絶望の関係と同じで、両方あるから世界が生き生きとする。どっちつかずの中途半端な状態になってしまうことなく、両方とも鮮やかにすることができれば、それはきっとすごいことだしできることならそうしたい。強欲だとは思うけれど、何かを欲しいと強く願うことは大切なことなんじゃないかな。時としてそれは間違った方向に向かうことがあったとしても、やっぱりそれはとても大事なことなのだと思う。夏休みもあと一月だけれど、何かもっと得るものがあればいいな。