一度逃げてしまうと後はもう泥沼なのはまあよくようくわかっていたはずなのだけれど、予想通りその泥沼に落ちていきそうな感じ。エロゲというのはある種の魔法で現実と向き合う力を奪ってしまいそう。立ち上げたゲームの現実感のなさに、現実ではないということを思い知らされそしてそのことに安堵する。極端なキャラクター作りというのは現実と乖離させるための手法なのかもしれない。
そんなわけではじめた『コンチェルトノート』は和奏ルートまで終わった。おそらく典型的な萌ゲーというやつで疲れたときの気分転換にはちょうどいい。絵の崩れ具合が初めは気になったけど、そのうちに慣れた。まあ初期のいたる絵に比べれば、ね。あれも味が合ってなかなかいいけど。とりあえず幸運復興部というネーミングセンスに吹いた。時代を先取りしてやがる。まあ話の筋としては「絆」がテーマらしいけれど、それにしてはあまりにも軽いなあ、といった印象。なんかいろいろと釈然としない。一人の不幸をみんなで背負っていこう、というのは面白いのだけれど、そのプロセスがどうもなあ。まあ積み上げたもののない転校生という立場上しかたないことかもしれないけど。そういう意味では莉都ルートがおそらくそのテーマの根幹となるだろうからそこまでやってみないとなんともいえない。まあまた少し気を張りなおして勉強する気になったので、当面はちまちまと進めていくことになりそう。
部屋で育てているコーヒーの木に新芽が育ってきた。葉っぱが枯れかけていてもうだめだと思っていただけにすごくうれしい。