まんじゅうこわい

最近日記ばかり書いている。日記を書くことなんて日常の出来事の中でもっとも優先順位の低いもののはずなのに、そればかりやっているということは優先順位の高いことをうまくやれているか、もしくそれを全て放棄するかのどちらかで、今回の場合はどちらかというと後者の傾向が強い。こんなことではいけないと思うのだけれど、何事にもモチベーションの波というものがある。まあ何に対してだとしてもやる気があるということはいいことだとポジティブに捉えることにしようと思う。でもまあここ何年かは日記を書くことは半ば日課になっていたのだから、まあ特別どうということでもないといえばそうか。

予備校の女の子三人が突然制服を着てきた。制服というのは集団でいるとそれだけ圧迫感のあるものである。それに女子高生の制服なんて男にとっては性欲を掻き立てる記号でしかない。そんなものを見せられた日には鬱憤のたまった浪人生にはたまったものではない。しかもパッと見た感じよく似合っていてとてもかわいらしい。その姿に若さがにじみ出ていて、こちらとしては積み上げてきた年齢の重さを感じるばかりである。それに眩しすぎて見えないとはまさにこういうことをいうのかという感じで、照れくさいやらなにやらであまりそちらを見ることができない。ふとある作家がイケメンは苦手だといっていたことを思い出して、ある種の美しさとかかわいさというものは威圧感のあるものなのだなあと思った。しかもやつらデッサンをやっているときに目の前で胡坐みたいな格好をして生脚をちらちらさせてきやがる。視界にちらちらと入ってしまってあんまりデッサンに集中できない。困る。本当に困る。まさかムラムラして困るから着替えてきて欲しいなどといえるはずもない。なあになんということはないさ、という感じを装いつつできるだけ視界に入れないように努力してなんとか終わらせたらひどく精神を疲弊してしまった。こんなことはもうこりごりである。修行僧のごとき精神力を発揮した僕を誰か褒めて欲しい。ああ疲れた。

それにしても女子高生のスカートが短かくてけしからん、とか言った次の日にまさかこんなことを書くことになるとは思わなかった。